人気雑誌「おとなの週末」でホワイトデーギフトベスト10の中の第2位に選ばれたことのある『ショコラボ』。シンプルで洗練された可愛らしさと味わいが高く評価されおり、東京・神奈川の有名百貨店はもちろん、駅やホテルでも常設店があります。
人気の秘密は、妥協のない”素材選び”とその”組み合わせ”。世界中から厳選したカカオ豆・クーベルチュールチョコレートに、ドライフルーツやナッツをふんだんに使用。特に人気のスイーツ「ショコラ棒」を一度食べれば、その贅沢感や洗練された美味しさが実感いただけると思います!
『ショコラボ』は2012年に全国初の”福祉のチョコレート工房”としてオープンしました。そう、絶品のチョコレートスイーツたちを生み出しているのは障がいを持った方たち。
設立者の伊藤紀行さんが、知的障害と身体障害を持って生まれた息子さんとともに歩む生活の中で知った、障がい者の厳しい雇用状況。あまりに厳しい現実が、この『ショコラボ』誕生のきっかけとなります。
皆さんは、福祉事業所で働く障がい者の方々の月給がいくらかご存知でしょうか?全国のうち調査した約13,000以上の事業所の平均工賃は15,033円。月給がですよ!?
もちろん、働く時間や勤務内容に差はあると思います。でも、その健常者と比べてあまりに違う工賃の差に、私は驚きを隠せませんでした。「自分が死んだら?会社を辞めたら?息子は生活していけるのだろうか?」不安を抱えながらも貯金を蓄えるため、給料の高い会社へ転職し、休みなく働いたと語る伊藤さん。
同じような苦しい・悔しい思いを、今も抱きながら生活している方がいるのだろうと思うと、胸がキュッと苦しくなりました。
2002年ある日の通勤途中、伊藤さんは人生を変える一つの新聞記事と出会います。それは、福祉財団を設立し、障がい者の自立や社会参加の支援に尽力された”ヤマト運輸の小倉昌男 元会長”の連載コラム。毎日、生き様や想いを知るうちに、このままで良いのか何か出来ないのかと。自らの身の振る舞い方を考えさせられたそうです。
そして、いろいろな出会いや経験を経て2012年「障がい者が健常者と同水準で働ける環境を。働く喜びを感じて欲しい」との思いから「ショコラ+ラボ(工房)」「ショコラ+コラボ(障がい者とパティシエ・プロフェッショナルとのコラボ)」の意味が込められた『ショコラボ』が誕生したのでした。
2002年からの2012年までの10年間。伊藤さんの熱い想い、立ちはだかる問題点、たくさんの人との出会いなどが詰まっているのですが、とても納めきれないので本記事では割愛させていただきます。気になった方は著書「夢見るチョコレート工房」をご覧ください!
さてさて、『ショコラボ』の商品を紹介していきましょう!
まずは「ショコラ棒」濃厚なチョコレートにナッツやクランチ、ドライフルーツがふんだんに混ざり合った食べ応え満点!贅沢感抜群!な人気商品です。
「ドライフルーツチョコ」…定番のイチゴやマンゴーはもちろん、キウイにメロンにトマトまで、ドライフルーツを美味しいチョコレートにディップ!食材によって異なる食感やハーモニーをお楽しみください。
他にも可愛いパンダのチョコレート、工房の近くにある店舗には、濃厚なチョコレートを使った焼き菓子や、ジェラート、アイスショコラドリンクなど、数え切れないほどの商品が並び、ある意味チョコ好きを困らせる魅力的な空間でした。
店内に並ぶスイーツの梱包も、もちろん『ショコラボ』で行われています。作業場へお邪魔すると丁寧に梱包作業をしている皆さん。取材中も気さくに声をかけてくださったり、個性あふれる楽しい方ばかりで、ユーモアがあるというか、才能が溢れているというか、、もっと皆さんのことを知りたいと思いました!
そうそう、スタッフさんのイラストが商品のパッケージイラストなどに使われているんです!色彩と想像力の豊かさが魅力的でとても素敵です!
今回、取材をさせて頂く中で印象的だったのは、みなさん真剣かつ丁寧に働いているということ。そして何より、笑顔で楽しそうに働いているということ。
この空気感こそが、人を惹きつける商品を生み出す秘訣なのかもしれません。
まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、キリがないー! ので百聞は一見にしかず!ぜひ一度『ショコラボ』へ行ってみてくださいね!
〒224-0032 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央30-17 |
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横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター南駅」より徒歩5分 | |
045−507−8688 | |
10:00~17:00 | |
土・日曜・祝日定休 | |
https://chocolabo-group.com/
https://www.facebook.com/chocolabojp/ |
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