小田急線 本厚木駅南口を出てジョイフル通りを3分ほど行くと右手に見える、オレンジ色の看板と赤ちょうちん！今回ご紹介するのは絶品のホルモンがいただけるという『ホルモン亭 大ちゃん』。厚木と言えばB級グルメの「シロコロホルモン」が有名ですが、こちらのお店でももちろんいただけますよ。この昭和な雰囲気、料理にも期待が高まります。

店名の由来はあの主人公から

お店の創業は、1978年。創業以来、厚木の方たちに愛され親しまれているお店です。厚木には大きな養豚場があり、豚肉を使用した名産品も多くあります。こちらのお店も、養豚場から毎日新鮮なホルモンが入手可能であったためお店を始めるに至ったそうです！
店内はカウンター席とテーブル席がありますが、清潔感のある印象◎

店名の『ホルモン亭 大ちゃん』、大ちゃんは店主の方のお名前かと思いきや、伺ってみると違う理由！初代の店長さんが漫画『いなかっぺ大将』の大ちゃんこと風大左衛門が好きだったから、この店名になったそう。『ホルモン亭 大ちゃん』も“皆に愛される”という点では、いなかっぺ大将の大ちゃんに負けず劣らず。取材の日は平日だったにも関わらず、開店前から人が並び、開店するやいなや瞬く間に満席になってしまいました！予約も可能なので、予約をした方が確実かもしれません。

新鮮ホルモンと秘伝の味噌だれ

使用する豚ホルモンは、厚木で処理し、その日のうちに届いた新鮮なもの。シロ、タン、レバーなど様々な部位をいただくことができます。豚肉は、群馬県産のもち豚を使用。旨味成分のグルタミン酸や抗酸化作用のあるビタミンEを多く含み、油も美味しいのが特徴です！

そんなこだわりのお肉は、七輪を使って炭火で焼きます！！丁寧におこされた炭火はお肉にじっくりと火を通し、旨味をぎゅっと凝縮。炭の香りで美味しさ倍増です！
今でこそ厚木の「シロコロホルモン」はB級グルメの代表格ですが、有名になり始めたのは2005年以降のことです。豚の大腸（シロ）を開かずに一口サイズに切ったもので、焼くとコロコロとした形になるのが特徴。味噌だれで食べることが多く、『大ちゃん』の味噌だれは創業当時から継ぎ足しされている秘伝の味！この味噌だれファンの常連さんも多く、ご飯にもお酒にもとても合うのだそう…！
では早速、自慢の味をいただきます！

「シロ」「ハツ」「コブクロ」
何より感じるのは素材の新鮮さと仕込みの丁寧さ。そして、抜群の歯ごたえ！秘伝の味噌だれと相まって、お口の中は旨味でいっぱいです。炭火でじっくり焼いたので噛むと油がじゅわっと出てきて、お箸がどんどん進みます。

「ナンコツ」「豚ハラミ」
ナンコツは見たことのない大きさ！食べ応え抜群です。ハラミも柔らかく、噛めば噛むほど旨味が広がります。

「レバー」
レバーは極厚切り！しっかり焼いても美味しいですし、新鮮なので半生をいただいても◎

「ラーメン」
ホルモンと焼き肉を楽しんだ後の〆で人気のラーメン。あっさり醤油のやさしい味が体にしみます。細めのちぢれ麺もスープと絡んで食べやすい。メニューにある「海苔茶漬け」も〆におすすめ。

『ホルモン亭 大ちゃん』の何より嬉しいところは、店員さんの気持ちの良い接客！店長さんの人柄もお店の雰囲気に出てて、活気ある居心地のいいお店です。そして、昭和の雰囲気を残しながらも清潔感のある店内も嬉しいポイント。
厚木へお越しの際は、ぜひ美味しいホルモンを味わいにお立ち寄りくださいね♪