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〈 川崎 〉

大人も子どもも集まる、街のコミュニティステーション『駄菓子の木村屋』

川崎市の二子新地と言えば、江戸時代に庶民の楽しみであった伊勢原 大山阿夫利神社へお参りに行く“大山詣り”の要所。江戸を出て多摩川を“二子の渡し”で渡れば、そこは非日常の世界だったと言います。そんな歴史をもつ二子新地は、現在では、電車で渋谷まで20分と利便性が良く、駅前には地域に密着した2つの商店街もある落ち着いた住宅地です。
今回は、二子新地の昔懐かしい駄菓子屋でありながら地域のコミュニティスペースとしても機能する『駄菓子の木村屋』をご紹介します!

まちの駄菓子屋さん

『駄菓子の木村屋』は、現在の形態となる前は長年スーパーとして運営されていました。駄菓子屋となったのは20数年前だそうです。以前は毎日20時まで営業をしていましたが、現在では代も変わり、水曜と土曜の週2回の営業となっています。
店内に入って驚くのは、その種類の多さ!昔からある馴染みのお菓子や、初めて見るお菓子まで、本当にたくさんの種類があります。駄菓子は子どもだけではなく大人までも魅了しますね…!

駄菓子は、10円、30円、50円…というように値段ごとに並んでいる心遣い。小さなお子さんでも選びやすいですね。子どもがお金を握りしめ計算しながら買い物をする姿は、昔も今も変わっていないようです。ここで計算の練習をしたり、買い物の仕方を学び、お店の方と学校やお友達の話をする、子どもにとっての小さな社交場。紙芝居やミニ四駆のイベント、子ども食堂も行っているようですよ。

店内にはビリヤードの原型ともいわれる卓上ゲーム「CAROM」の台がありました。インドやエジプト、エチオピア地方が起源とされる(諸説あるようです)、ストライカーといわれるパックを指ではじいてポケットに入れる遊びです!子どもから大人まで楽しめるシンプルなゲーム。1対1で対戦したり2対2のチーム戦もできるので、つい夢中になって白熱しそうですね!

地域のコミュニティステーション

お店の壁には、地域のイベントの案内がたくさん掲示されていました!まさに地元情報の発信基地◎ こちらに足を運べば、地域の楽しいことに何でも出会えそうです。

お店の奥にあるコミュニティスペースでは、ワークショップやイベントを行うこともありますよ。

コミュニティスペースを活用して、川崎市高津区の「まちの企画室」の座談会も開催されました。「まちの企画室」とは、大山街道周辺地域を盛り上げると共に、地域活性化に向けた未来の担い手の創出と、地域に主体的にかかわる関係人口を増やすことを目的とした、行政×市民がそれぞれ参加するプロジェクトを企画・実施していく「街づくりのための地域共創プラットフォーム」です。2023年5月に開催された座談会では、地域のためのイベント企画について熱い話が繰り広げられたそうです…!現在もA(ビジネス)・B(イベント)・C(学び)の3つのチームに分かれて、ゆるやかに連動しながら活動しています!
詳しくは、まちの企画室【WORLD CAFE】Instagramをご覧ください。

毎週木・土曜には、以前大山街道にあった和菓子屋さん『高晴堂』(現在は溝の口に移転)が木村屋の一角でお店を開いています。昔を懐かしんで買い物に寄る方も多いそうですよ。
オープン当初と比べて営業時間は短くなりましたが、地域コミュニティの場としての役割はさらに深まっているようです。『駄菓子の木村屋』は言わば、子どもも大人も集まるコミュニティステーション。これからの二子新地にも注目です!

〒213-0002
神奈川県川崎市高津区二子2-8-8
東急田園都市線「二子新地駅」東口より徒歩6分
044-822-2540
水曜/15:00~17:00
土曜/13:00~17:00
月・火・木・金・日曜定休(イベント等による臨時オープンあり)
なし
https://www.facebook.com/dagashinokimuraya

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