JR横浜線 相模原駅から少し離れた相模原立川線沿いに“花”の文字とかわいらしい妖精の絵が目印の花屋さん『Pixy Flower(ピクシーフラワー)』があります。みなさんは“花”と聞くとどんなシーンをイメージされますか?新しい門出や卒業、ご先祖様へのお供え…様々なシーンを思い浮かべると思います。Pixy Flowerでは特別なシーンだけではなく、日々の暮らしの中に花を取り入れ、日常を華やかにする提案をしています。ご自宅に花がある生活、素敵ですよね♡
とあることをきっかけに花の世界にのめり込む
Pixy Flowerのオーナーさんは、以前、スーパーなどでお花を販売している会社で“花の配送をするスタッフ”として働いていました。(よくスーパーで切り花が販売されているのを見かける方も多いはず。相模原市内にその花を卸している大きな会社があります)運転が好き、ラジオを聴いている時間が好き、ということで始めたお仕事だったそう。しかし、ある事情で配送の仕事ができなくなり、販売用の花を束ねる仕事にシフトチェンジされました。(この時をきっかけに、花の世界へのめり込んでいきます…!)
何せ量がとても多いので、コンベアを頼りに機械的に行っていく作業でしたが、オーナーさんは“どうしたら花がより華やかに見えるか、束ねる順番を変えてみてはどうか…”と花がよりいい状態となるよう試行錯誤をするようになりました。花に興味を持ち始め、仕事終わりにはアレンジメントの勉強も開始。花の学校や教室には一切通わず独学での勉強でしたが、毎日花と向き合う仕事をしていたおかげで自然と習得ができたと言います。
物心がついたころから美術や技術、読書が好きだったというオーナーさん。絵画や美術品からインスパイアされ、アレンジに生かすこともあるそうです。
Pixy Flowerは、2025年で20周年
以前の職場から独立して装飾1本でやっていこうと、実家の会社にスペースを借りて2005年に小さな花屋さんをオープン。その6年後、以前勤めていた会社の社長から「スーパーでの販売をやらないか」と声がかかり、現在の場所に移転して再スタートしました。現在スーパーでの花の販売は、県内と埼玉県を合わせて12拠点ほど。ちょうど取材にお伺いした時(2024年2月末)が“桃の節句”間近で月末ということもあり、1000束のスーパー用の花を5名のスタッフで束ねる作業をされていました。
オーナーさんのこだわりもあり、手作業で仕上げます。「手で束ねた方が優しい感じが出る、花の向きも調節できる」とのこと。花への愛が詰まっています!
仕上げに下の部分を白いゴム紐で留めていくのですが、見慣れない機械が登場!“花の国”オランダが発祥の機械だそうで、くるくるっときれいに結んでいきます。(私はてっきり1つずつ結んでいると思ってました!ハイテク!)
一生、花屋さんでいたい
「花を好きになってしまったから、花を手に取る機会を増やして、与える使命がある」とオーナーさん。花への愛の根本には、花も生き物であるという想いと、花を一生懸命育てている生産者さんへのリスペクトがあるように感じました。花を大切に扱いたいと、できるだけ花の廃棄を減らす努力をしたり、最後まで楽しめるように花の成長を見守っています。「花を嫌いになることはない」と断言されていました!
そんなオーナーさんは常にアンテナを張り巡らせ、時代の流れや流行の情報をキャッチ!週に一度は、日本一大きいといわれる『太田市場』へ自ら足を運ぶそうです。
店名にもなっている“Pixy”とは、小さな妖精のこと。目には見えないけれど、ピクシーたちが花とともにみんなのそばにいて、心に話かけてくれるているそうですよ。うれしい気持ちや悲しい気持ち…様々な感情にピクシーたちは応えてくれるのでしょうね。花にもきっとみなさんの声が聞こえているはず、話しかけてみてください♪
最後に!PixyFlowerの妖精のキャラクターは、オーナーさんのお子様の小さい頃がモデル。さらにその妖精には隠し文字が…“ぴ・く・し・い、人・心・花”が隠れているそうなので、ぜひ探してみてくださいね!
〒252-0217 神奈川県相模原市中央区小町通1丁目1-6 |
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JR「相模原駅」南口よりバス「日金沢上」下車、徒歩すぐ | |
042-750-1236 | |
10:00~18:00 | |
不定休 | |
なし(商品購入で、近隣の提携先コインパーキングのサービス券をお渡しします) | |
https://www.instagram.com/pixy_flower/ |
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