私たちの食をまもる『横浜中央卸売市場』。横浜駅から歩けば約20分で着いてしまいます。実際に行ってみると、意外にも街中の身近な場所にあるのだと感じました。実は昭和6年にできた『横浜中央卸売市場』は、日本で三番目に古い歴史ある中央卸売市場。誇らしいですよね!
卸売市場とは、全国・全世界から卸売業者が仕入れた生鮮食品を、セリ等を通じて仲卸業者が購入し、飲食店や小売店向けにカットや加工をし販売をする所です。普段は業者の方のみ中に入ることができ、一般の人は関連棟と呼ばれる食事処や物販がある棟にしか入ることはできません。しかし、毎週土曜日は(イベントは第1・3土曜日)水産棟が一般開放されます!
水産棟のエントランスには、神奈川県内の漁協の漁の様子などが掲示されていました。様々なスタイルで漁が行われていることがわかりますね。新鮮で美味しい魚が日々食べられることに感謝です!
毎週土曜日は一般開放日!
一般開放日は、セリの終わった8:00から入場することができます。ついさっきまで大量の魚が搬入され卸業者と仲卸業者との間でセリが行われていたかと思うと感慨深い…!8:00まではフォークリフトやターレットトラックが魚を運搬するため行き来しているので、大変危険とのこと。時間を守って入場しましょう!
一般のお客様の入場が始まると、場内は大賑わい!
セリで購入した魚を小分けにして配送に向けて整理する『荷捌き場』には、たくさんの発砲スチロールや段ボールが積み重なっていました。まだ残るセリの賑やかさや熱気を少し感じることができます。こちらの施設自体は低温化改修が施され、魚の鮮度が保たれ扱いやすいようにしているそうです。普段は見られない市場の裏側を見ることができるのも、一般開放日の楽しみですね。
困ったら『魚河岸処』に相談しましょう!
水産棟に入るとわかりやすいところにある『魚河岸処』(うおがしどころ)。こちらは横浜魚市場卸協同組合が運営しています。壁面には、それぞれのお店の“本日のおすすめ”がお品書きのように書かれていました。
何を買おうか目移りして困ってしまっても、頼りになります♪ こちらを参考に新鮮で美味しい魚介をゲットしましょう!
魚河岸処には保冷用の氷(無料)も用意されていたので、ご自宅まで安心して持ち帰ることもできそうです。また、オリジナルの保冷バッグも販売されていたので、もし魚介を持ち帰る用のマイバッグを忘れてしまっても問題なしです◎
第一第三土曜日は楽しいイベントも開催!
今朝もセリが行われていた『マグロのセリ場』では、ベンチが置かれ何やらイベントが行われているよう…
行われていたのは「横浜魚市場presents地産地消ライブ」と題した、横浜魚市場卸協同組合公認芸人「横浜ヨコハマ」のお二人とピアノ弾き語りシンガーソングライター「エソラビト」さんの笑いと歌のコラボライブでした!
※ライブの内容は毎月変更されるようですので、事前にホームページでチェックしてみてください。
ライブの他にも、「マグロの解体ショー」や「魚河岸汁の販売」(夏季は休止)、「市場探検隊」といった楽しいイベントが一般開放日には開催されています。これらのイベントを企画しているのは、先ほどご紹介した横浜魚市場卸協同組合をはじめ、市場の関係者で構成されている「魚食普及推進協議会」だそうです。(「市場探検隊」は別の記事で詳しくご紹介します)
新鮮な魚介だけではなく、『卸売場』では青果やお花の販売も行われていました。季節の果物やお花も、購入できますよ。
一般開放日のイベントは、横浜市HPに掲載されていますのでチェックしてみてくださいね→水産仲卸棟の一般開放について
お買い物しながら社会見学♪
月に2回の卸売市場の一般開放。普段は見られない、私たちの食を支える場所を見て、歩いて、お買い物できるのは貴重な体験です。新鮮な魚介をゲットできるのはもちろん、朝から元気な市場の方たちに元気を分けてもらえますよ!
8:00~10:00という朝早い限られた時間ですが、行ってみないと体験できないようなことがたくさんあります。 ぜひ、訪れてみてくださいね!
〒221-0054 神奈川県横浜市神奈川区山内町1番地 |
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JR「横浜駅」より徒歩約20分 | |
045-459-3400 | |
市場一般開放 毎週土曜日 8:00~10:00 イベントは第一・第三土曜日 |
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あり(駐車スペースには限りがあるため、できる限り公共交通機関をご利用ください) | |
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kigyoshien/chuoshijo/gyoshokufukyu.html
https://www.hamaoroshi.or.jp/ |
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