横須賀で創業して約50年。横須賀の人々に長年愛されてきた中華料理屋さん『上海亭』。
横浜中華街生まれ中華街育ちのお父様が創業（元々中華街でお店をやっていたわけではないそう）、お母様が引継ぎ、現在は息子の陳 寛明（ﾁﾝ ｶﾝﾐﾝ）さんが変わらぬ味を守っています。お客様の中には4世代に渡って通い続ける方もいらっしゃるそうで、地元に根差した“町中華”という言葉がぴったりのお店です。

今回お邪魔したのは、京浜急行の県立大学駅から徒歩約5分、聖徳寺坂の下にある安浦本店。『上海亭』はもう1店舗、横須賀中央にもお店があります。以前は横須賀中央店の方にお客様が多かったため、こちらの安浦で仕込んで横須賀中央店で売るというスタイルで営業していたそうですが、現在では駐車場がある安浦本店へのお客様も増え、2店舗で営業をしています。（横須賀中央店は駐車場がありません）

メニューは「タレのいらない餃子」や「両面焼きの五目焼きそば」など、創業当時からほぼ変わらないそう。驚くことに、お店で出す麺や点心類の皮は、全て自家製です！麺は、独自配合の小麦粉と水を混ぜ合わせ麺帯を作って熟成させた後、細麺に切り出して冷蔵庫で2～3日再び熟成させる“二段階熟成自家製細麺”です。しっかりと熟成することで、細くてもコシの強い麺が出来上がります。焼餃子も一つ一つ丁寧に手包み。創業時から変わらない上海亭の愛情が詰まっていますよ。

「焼き餃子」
自家製の皮はモチモチで、焼き目はカリッと香ばしい。中には肉汁たっぷりの餡がギュッと詰まっています！味はしっかり目で、タレなしでも美味しい！もちろん、酢醤油を付けてさっぱり食べるのも◎

「水餃子」
モチモチプルプル！こちらはエビ入り、ニンニクなしのヘルシーな餃子です。「焼き餃子」と「水餃子」、食感や味の違いを食べ比べてみてくださいね◎

「五目焼きそば（両面焼き）」
両面焼かれた自家製麺は、外側パリパリ、内側モチモチの食感。10品目が入った盛りだくさんのあんかけと一緒に召し上がれ。ボリューム満点でお腹も大満足ですよ。麺を全てパリパリに揚げた「五目カタヤキソバ」もありますので、お好みで選んでくださいね。

「ジャンボチャーシューメン」
忘れてはいけない今話題の「ジャンボチャーシューメン」！直径31㎝の器に自家製麺が3玉、自慢のチャーシュー、メンマとほうれん草。「五目焼きそば」と比較すると、こんなにも大きい…！

「五目焼きそば」もボリュームありましたが、それを上回るこの大きさ！！
透明感のある鶏ガラベースの醤油スープは、すっきりとした味わいで麺とのバランスも抜群。優しい味なので、この大きさも食べられそうな気がしてしまいます…！1人1品注文するとシェアOKなので、みんなで美味しくいただくのもいいですね。

「タンタンメン」
酸辣湯麵に近い感じがします！酸っぱ辛さが後を引く…追いお酢もおススメですよ！

「湘南しらす チャーハン」
地産地消も大切にしている『上海亭』。佐島平敏丸の「湘南しらす」を使用したチャーハンと水餃子もありました。引き立つしらすの旨味！しらすの存在感バッチリのメニューでした。

「五目豆腐」
一品料理でおススメの「五目豆腐」です！麻婆豆腐とは違って野菜がたっぷり入った、具だくさんのピリ辛旨味豆腐炒め。白米が欲しくなる美味しさでした！

『上海亭』のお料理は、テイクアウトOK（スープ入りの麺類を除く）、お弁当の配達、焼き・水餃子のお取り寄せも可能です。横須賀市では撮影も多いので、ロケ弁80個の対応もされたことがあるそうですよ。
また、最近、冷凍餃子の自動販売機も始めました！現在は『湘南衣笠ゴルフ練習場』に設置されていますが、今後さらに設置場所や台数を増やしていくそうです。（2023年1月現在）時間を問わず、食べたいときに『上海亭』の餃子が味わえる！嬉しいですね♪

小学校のPTA会長をはじめ、様々な地域団体の理事を務めている3代目の陳さん。【ジモット人】の取材もさせていただきましたが、前向きに新しいことにもチャレンジされていて、とても輝いていました！
【ジモット人 vol.15：大塚台小学校PTA会長 陳 寛明さん】
『上海亭』は、アットホームなあたたかい雰囲気のお店です。横須賀を訪れた際には、是非立ち寄ってみてくださいね♪