鶴見駅西口から徒歩10分ほどのところにある『レアールつくの商店街』。なんと、戦前からあるアーケードのレトロな商店街です。
どこか懐かしい雰囲気漂う商店街のちょうど真ん中くらいに、昭和を感じさせる喫茶店『タンゴ』があります。
鶴見で創業して46年。外観から時代を感じさせる喫茶店で、店内に入るとまさに“昭和の喫茶店”でした。
テーブルも椅子も低く、照明も少し暗め。店舗は2回ほど改装をしているそうですが、内装は創業当時の雰囲気を壊さずに残っています。
さらに店内には、歴史ある“ディアパソンピアノ”がありました。
元々『タンゴ』は、奥様がピアノ演奏、ご主人とお客様が歌う“歌声喫茶”として営業されていました。しかし、新型コロナウィルスの影響で現在は奥様のピアノ演奏のみとなっています。時にはピアニストの方がいらっしゃって一緒にギター演奏も♪ ということもあるそうですよ。“お客様と一緒にみんなで歌うことは楽しいので、またそのような集いの場になれると嬉しい”とご主人はおっしゃっていました。
お食事メニューは、ピラフやカレー、スパゲティはもちろん、焼き魚の定食や鍋焼きうどんのような和食まで、メニューが豊富。定食やセットはサラダとドリンク、そして“おまけ”付きです。“おまけ”という表現、面白いですよね。おまけは、温泉タマゴ、冷奴、小さなミツ豆、コーヒーゼリー、ヨーグルトから選ぶことができますよ。
こちらのお店の看板メニューでもある「ナポリタン」は、日本ナポリタン学会認定店になっているほどの逸品です!商店街の魚屋さんから魚を仕入れてその日の魚料理メニューにすることもあるそうで、地域との繋がりも大切にしていらっしゃいます。
お店は8:45〜営業しているのでモーニングサービス(飲み物にバタートーストサービス、ミニサラダ・ゆで卵は+50円)を利用されるお客様も多く、その顔ぶれは常連さんがほとんど。それ故に、お客様の好みを覚えてトーストの焼き加減を一人一人変えて提供しているそうですよ。また、モーニングサービスは基本的に〜11:00ですが、朝が遅いお客様もいらっしゃるからと、きっちりと時間を区切ってはなく、11:00以降はモーニングとランチが混ざっている時間帯もあるのだとか。繋がりを大切に営んでいることがよくわかります。だから常連さんも、居心地が良くてついつい通ってしまうのでしょうね。
さて今回は、看板メニューの「ナポリタン」と人気の「ハンバーグ」をいただきました♪
「スクランブルエッグのせナポリタンスパゲッティセット(サラダ、紅茶 おまけ:コーヒーゼリー)」
ナポリタンのパスタは太めでもっちもち。甘い風味が口の中に広がる甘辛ソースがよく絡んで絶品!玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、ベーコンなど具だくさんです。スクランブルエッグはほんのり甘くふわふわでやさしい味、存在感のあるナポリタンとの相性抜群!日本ナポリタン学会認定店…納得の味でした◎
おまけに選んだ「コーヒーゼリー」はコーヒーの風味豊かで、食後にさっぱりといただけました!
「牛100%ビーフハンバーグセット」
コトコト煮込んだ牛すじとビーフステーキの肉がつなぎで使用されている、しっかりお肉の詰まった肉感たっぷりのハンバーグ。2019年に開催された「ガチでうまい横浜の商店街ハンバーグNO.1決定戦『ガチハンバーグ!』」にエントリーしたハンバーグです!
牛すじから溢れ出す旨味とホロホロ食感から、仕込みの手間と愛情を感じます。濃厚なデミソースは味わい深くて、しっかりハンバーグに絡めて食べるもよし、ライスに付けて食べるもよし。温玉を崩して黄身を絡めると、さらに濃厚ハンバーグが楽しめます!なんと、お店No.1人気メニューの「ナポリタン」が添えられているのも嬉しい限り!豚汁は根菜類がゴロゴロ入って野菜の旨味が滲み出したお味噌汁でした。サラダとお新香もついてボリューム満点、大満足のハンバーグセットです。
『喫茶 タンゴ』のあるこちらの商店街は、駅から少し離れているからこそ荒らされることなく、地域の方々と持ちつ持たれつの関係が続いているとお話しいただきました。またこのレトロな空間に訪れたくなる…そんな喫茶店でした♪
〒230-0061 神奈川県横浜市鶴見区佃野町29−45 |
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JR「鶴見駅」西口より徒歩約11分 | |
045−571−3414 | |
8:45〜20:45(L.O.20:00) しばらくは、〜15:00(L.O.14:00)詳しくは、お店へお問合せください |
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火・水・第4金曜定休 | |
なし | |
喫煙可(禁煙時間/12:00〜14:00) |
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