【募集!10/29】かっぽを嗜む。@酒蔵|実は酒どころ、神奈川県西部・大井町|

ひとつ町に2つの酒蔵
神奈川県足柄上郡大井井町。ここには古くから酒造りを営む2つの酒蔵がある。富士山や丹沢山系、箱根連山の恵みを受け、伏流水が豊富であることが大きな理由だろう。寛政元年(1789年)創業の「井上酒造」と明治2年(1870年)創業の「石井酒造」である。いずれも150年を超える老舗の酒蔵である。井上酒造は「箱根山」であり、石井酒造は「蘇我の誉」。いずれも、地元で愛される名酒である。

地域の困りごと
一方、大井町は昨今、少子高齢化の波を受け人口減少や農業の担い手不足による荒廃農地の増加、里山景観の喪失など「地域の困りごと」が山積している。こうした中、(一社)神奈川大井の里体験観光協会では、「地域の困りごと」を楽しく解決するための体験観光事業を実施している。大井町の新たな地域産業とすることで、貴重な里山を守る活動につながると考えているからだ。
その主たる事業に「竹アカデミー」がある。荒廃する竹林を楽しく解決しようと、手の行き届かなくなった竹林の整備体験を体験観光のプログラムとして商品化、実施している。竹が蔓延ると有害鳥獣や景観や水源林の喪失にも繋がりかねない。伐採した竹は、竹筒ごはんの炊飯体験や竹のバウムクーヘンづくり体験、竹炭焼体験、竹籠づくり体験、竹炭石けんづくり体験など、竹林整備として伐採した竹も循環して活用する。

酒蔵×竹林
大井町には「地酒で乾杯条例」なるものがある。ならばと、乾杯の仕方にも楽しみがあってもいいのではないか。また、地元のお酒をみんなに飲んでもらいたい、少しでも知ってもらいたい、そんな思いから荒廃する竹林と掛け合わせることで新たな価値を生み出すべく「かっぽを嗜む。」イベントを企画した。
酒を飲むのではない。酒を嗜むのである。酒を知り、仕込み水を飲み、風土を知る。飲むためにも嗜むための準備がある。ぐい呑は竹で自作する。酒も竹で燗して味わう。酒粕にも注目してもらいたいという思いで酒粕石けんづくりも行う。酒粕の白い石鹸があるのならば、竹炭の黒い石けんも欲しい!となり、いずれも利活用に苦労する素材を使った生まれ変わり商品として誕生。

地の味で酒を嗜む
いよいよ準備万端!地域の風景を存分に味わったところで酒を嗜む。酒のお供は「地」の味。地元食材を使ったお弁当。これだけでも十分だが、「地栗」でモンブラン絞り体験まで行なってしまおうというもの。スイーツでも酒を嗜んでしまう。
人口減少が進む相和地区にて、里山風景や富士山を眺めながら竹盃傾けるイベント。ぜひ、嗜んでみてはいかがでしょう。

▶︎詳細
https://www.kokuchpro.com/event/44a71b46e6405e920f52e56c31281286/

▶︎お問い合わせ
(一社)神奈川大井の里体験観光協会
TEL:0465-43-6309
E-mail:office@taikenkankou.com
HP:http://www.taikenkankou.com