行ってきました!『八重桜の花 de 塩づけ体験』

天候にも恵まれ、とても気持ちのいい日に大井の里へ行ってまいりました!
あの”木村屋さんのあんぱん”にも使用されている八重桜を収穫し、塩づけを作る体験会です。桜は見るものだと思っていたので、摘み取れるなんて夢のようでした!

緑豊かな森に囲まれた場所で、うぐいすの声が心地良いBGM…とても癒されます。さっそく集合場所に向かうとファミリーでご参加の方々がたくさん!参加者が全員揃い、遠足気分で八重桜の畑へ出発です。

お子さんはスタッフのお姉さんの後に1列に並び、とてもかわいらしい光景。目的の場所まで20分ほど歩いて向かいます。途中、菜の花がきれいに咲いているスポットを通過し、高台に八重桜畑が広がっていました!

作業の説明はお子さんでもわかるように絵を使って、オーナーご夫妻の奥様が目の前でつみ方のレクチャーをしてくださいました。

こちらの「篠窪(しのくぼ)」という地域は八重桜の塩づけの産地として全国シェアの7~8割を占めています。品種は「関山(かんざん)」で、盆地で寒暖差があるため、花の色が濃く、良質な塩づけが出来ます。桜の花は無農薬で消毒をしていません。お子様もみんな真剣にお話を聞いていました。

収穫した八重桜を入れるカゴ、高い枝をひっかけ取りやすくするための棒を持ってそれぞれ収穫スタート!

花の優しい香りに包まれながらの作業は夢のよう。小さなお子さんも大人も歓声を上げながら、カゴいっぱいにどんどん八重桜を収穫していきます。みんな慣れてくるとスピードアップ!

この日は雲で隠れていましたが、畑の上の方に登れば富士山が目の前に見えるのだそうです。めちゃくちゃいい景色。みんな思い思いの過ごし方をされていました。

足元を見ると、畑に無数の穴ぼこが!?伺うと、イノシシがミミズを捕食するために掘った穴だそうです。この周辺には、獣害を防ぐため作物を育てる畑には電気柵が設置されているそうですよ。

40分ほど八重桜を摘んだら、塩づけ作りのワークショップです。ジップロック8分目まで八重桜をたくさん入れます。

そこにお塩を入れ、一旦閉じてフリフリシェイクします。

この時にお塩が八重桜によく混ざるようたくさんシェイク!

次に梅酢を入れてまたまたシェイクしたら、空気を抜きながら八重桜と酢をなじませます。なじませては空気を抜いて…繰り返し行うと八重桜がしんなりし鮮やかなピンク色になってきます。なかなか思うように馴染まず、難しい作業でした。

現地での作業はここまで。あとはお家で2キロくらいの重しをおいて2週間ほど待ちます。その後、天気のいい日に天日干し。1日お日様に当ててよーく乾かしたら出来上がり!刻んだ桜の塩漬けをご飯に混ぜた「さくらごはん」が美味しいそうなので、ぜひ作ってみようと思います。出来上がりが楽しみです!

体験中に交流したことで、帰りはみなさん一緒にお話を楽しんでいました。体験会って知らない方々とも交流できる、とても良い機会ですね。大人も子どもも日常では体験できないことを経験することが出来ました。

私も取材をそこそこに八重桜を収穫してしまいました!自然の中で作業するというのはやっぱり格別、楽しかったです!

最後に、八重桜の畑のオーナーご夫妻です!温かく迎えてくださり、丁寧に教えていただきました。本当にありがとうございました!