最大勾配10%!!ラストは自分との闘い!『第4回 城山湖ヒルクライムアタック めたつご山ステージ』

夏を過ぎても暑い日が長く続いていましたが、ようやく秋らしくなってきた11月。相模原市緑区でヒルクライムアタック競技が開催されました。なんと、参加者の申込は満員!秋空の中、100名ほどのクライマーがヒルクライムアタックにチャレンジしました!

侮るなかれ!“めたつご山ステージ”のすごさ

ヒルクライムアタックとは、自転車(ロードバイクやマウンテンバイクなど)で峠や山道を登る(主に坂道)こと、また登坂競技のタイムレースを指します。このめたつご山ステージの走行距離は全長2キロ。2キロと聞くと、「なんだかできそうな気がする…」と思う方も多いはず。しかーし!このコースの難所は“勾配”です。最大勾配がなんと10%、平均でも4.5%の急坂。スタートからゴールまで常に無酸素運動の状態で、全速力で駆け上がります。一体どんなレースになるか…楽しみです!

大会当日はあいにくのお天気。それにも負けない選手熱!

大会が開催されたのは、2023年11月12日。前週までは半袖で過ごす方も多いくらいだったのに、なんとこの日から気温がぐっと下がる予報。寒空の中、7時半から受付がスタート。体を温めながら現地に到着されるクライマーたちも、さすがにこの日の気温は寒かったよう。競技の前にしっかりと体を温め、ウォーミングアップをされていました。

このヒルクライムアタックでは、タイム計測は手動にて行われます。ゼッケンナンバー(サドル下に取り付け)を基に1組(2名)がスタートしたら、30秒後に2組目(2名)がスタート。3組目で一区切りし、2分のインターバルの後、新たな1組がスタートします。個人、チーム合わせて6グループに分かれます。
9時過ぎ、第1グループのメンバーがスタート位置まで下山開始。選手がスタート位置に到着すると、一気に大会の雰囲気が高まります。「とても楽しみにしていた」という選手が多く、「写真撮ってください」とポーズを決めてくれたり、女子選手からは「予想以上に寒くて…」との声もありました。あまりの寒さに、実行委員の方が電気ストーブやホッカイロを用意してくださっていましたよ。

9時半になるとヒルクライムアタックスタート!スタートと同時に勢いよく飛び出したと思ったら、あっという間に視界から消えていきました…!

想像以上の自転車の速さ、風のように感じました。コースの途中では「がんばれー!」と拍手をして応援!通過する選手の表情は本当に苦しそうで、2キロでも侮れません!

ゴールが近くなるとベルが鳴らされ、ゴール会場にいるMCがマイクで選手を応援。最後の力を振り絞ってゴール前の坂道も登りきります!

表彰式、抽選会も開催!

表彰は、タイム順に総合チャンピオン1-3位、女性チャンピオン1-3位、年齢層別1位(40代、50代、60代)、チーム表彰、スポンサー賞と盛りだくさん。今年の総合チャンピオン1位の方は、4分20秒台で完走!参加された選手の皆さん、お疲れさまでした!
表彰式の後は、ゼッケンナンバーの数字を使ってのお楽しみ抽選会。スポンサー企業から、クライマーには嬉しい自転車のパーツやヘルメット、山梨県で開催されるヒルクライム大会への招待状など、高価なものは1万円越えの物もありました!皆さん太っ腹です!

今回で4回目を迎えた、『城山湖ヒルクライムアタック』。ちょうど城山湖の水が10年に1度全て抜かれる時期と重なり、普段見ることが出来ない湖の底も会場から見ることが出来ました。貴重な光景!

『城山湖ヒルクライムアタック』は年に1度の開催ですが、自分の限界にチャレンジしてみたい方は、ぜひ来年アタックしてみてくださいね。また、会場の城山湖周辺はハイキングにもおすすめ。(湖の周りは歩いて約1時間、一山超えると東京の高尾山!)ぜひ観光でも訪れてみてください♪