【現地レポート】『ジモティビティ』 パイプオルガン・津軽三味線体験

神奈川にお住まいの18歳以下の若い世代を様々な「体験」で応援している『ジモティビティ』
2021年12月4日(土)に実施したプログラムの模様をお伝えします!

会場はイチョウ並木が美しい横浜・山下公園の向かいにある神奈川県民ホール。

今回のプログラムにご協力いただいたのは、オルガニストの西優樹さん、津軽三味線奏者の福居秀大さん。
西さんは今回が2回目のご登場です。そして、福居さんは西さんの幼馴染という間柄で、偶然にも希少な楽器を共に演奏している事もあり、一緒に活動することも多いそう。パイプオルガンと津軽三味線という素晴らしい楽器やその文化・伝統を広めるべく、地元の逗子をはじめ様々な場所で演奏や教室を行われています。

お二人へのインタビュー記事『ジモット人 vol.07』も是非ご覧ください!

今回は、西さん・福居さんの直接レクチャー付きで子どもたちに体験していただきました!

パイプオルガンは前回のレポート『ジモティビティ』パイプオルガンを弾きに行こう!でもお伝えした通り、とても巨大な楽器。ピアノと違い鍵盤の列が複数あったり、足で弾く鍵盤もあり、とても難しい楽器です。しかし、“楽器の王様”と呼ばれるパイプオルガン。音楽が好きな人にとって一度は触れてみたい楽器ですよね。

今回もピアノを習っている方から初心者の方まで、たくさんのお子さんが体験してくれました!

参加者の方には、演奏してみたい曲の楽譜を持ってきていただきました。

・『メヌエット」
・GReeeeNの『キセキ』
・『名探偵コナンのテーマ』
・「STAND BY ME ドラえもん2」の主題歌 『虹』
などなど…

様々な曲をパイプオルガンの音色で聴くことができました。いつもと雰囲気が変わりますね!

次は、津軽三味線の体験です!
津軽三味線は普通の三味線との違いがいくつかあり、大きな形をしています。

参加者全員未経験!そのため、まずは持ち方の練習からスタートです。
左手の指には弦を押さえる手をスムーズに動かせるような布を付けました。

そして、次は津軽三味線最大の関門!?
バチの持ち方です。まずは写真を見ていただきましょう。

この写真の通りの手の形をキープしてみてください。

どうですか?なかなか大変ではないですか?
このような手の形で弦と胴を叩きつけるように弾くのが津軽三味線の演奏法!

福居さん曰く、始めてから1年間は一切曲を演奏せずにひたすらこの練習をしていたそうです。
なんと過酷な修行…
もちろんこれから始めてくださる子どもたちには、楽しく練習してもらえるようにしているのでご安心を。との事でした。

津軽三味線の独特な演奏法を教わったところで、簡単な『さくら』の曲を練習しました。だんだん演奏にも慣れてきたところで、興味津々だったお父さんお母さんたちも練習に交じってみんなで楽しく演奏しました!

体験終了後は、参加者の皆様にプロの演奏をお楽しみいただきました。
西さんは、『トッカータとフーガ』『アヴェマリア』をパイプオルガンで、
福居さんは、『津軽あいや節』を津軽三味線で演奏。

とてもソロとは思えないほどの迫力を感じました!

フィナーレはパイプオルガンと津軽三味線による『津軽じょんから節』のコラボ演奏!
まさに異色ともいえるコラボでしたが、“苦労した”というアレンジによって斬新な音色がホールに響き渡っていました!!

演奏の様子は動画でご視聴いただけます!ぜひご覧ください!

前回に続き、普段接する機会の少ないことにチャレンジしていただくプログラムでした。今回のパイプオルガンと津軽三味線、いかがでしたでしょうか?

興味を持っていただけましたら、その道に進む第一歩を踏み出してみましょう!
オルガニストの西さん、津軽三味線奏者の福居さん共に、神奈川県内で教室を開いていらっしゃいますので、是非参加してみてくださいね!
(詳細は、JIMOTTO事務局/jimotivity@jimotto.jp までお問い合わせください)