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〈 相模原 〉

歴史ある母屋は必見!米の旨味を生かした美味しい日本酒「相模灘」をぜひ 『久保田酒造』

圏央道の相模原インターから車で西へ10分ほど。春は桜、秋は紅葉が美しい神奈川県の水源「津久井湖」にほど近くに『久保田酒造』はあります。

『久保田酒造』と書かれた大きな看板を目印に、坂を下って行くと、だんだん大きな門と母屋が見えてきます。森を背に建つその姿は、まるでこの場所だけタイムスリップしているかのよう。とても趣のある佇まいです。

母屋は1844年(弘化元年)の創業当時に建てられた歴史ある建物。なんと、神奈川県の地域や時代を代表する建築物として「建築100選」に選ばれています。
現在は売店となっているのですが、中へ入ると大きな座敷が広がっていて、創業当時から力のある商家であったことがわかります。かつては養蚕も行われていたんだとか。

入口から入ると、すぐ横に歴史を感じる古道具がいろいろ置いてありました!

木製の冷蔵庫、旧式のラジオ、黒電話など、どれも今では滅多にお目にかかれない貴重なものばかり。

これが昔は実際に使われていたんだなあと思うと、今の家電の進歩を改めて実感しますよね。ぜひ実物を見て、昔はこんなだったんだね!と昔の暮らしを想像しながら楽しんでみてくださいね。

さて、『久保田酒造』のお酒についてですが、銘柄は「相模灘」が有名です。
海の名前が付くお酒だったので、てっきり沿岸部あたりでつくられているお酒かと…こんな山間部でつくられていたとは驚きです!

おすすめは、「相模灘」純米吟醸の美山錦。
飲み口がスッキリしていて、フルーティーな後味が楽しめます。相模灘の中では定番の商品で年間を通して最も人気の商品です。

ほかにも、神奈川県産の梅で仕込んだ「梅酒」も人気です。
甘みを抑えてさっぱりとした口当たりです。また最近、注目度が上がっている長期熟成された古酒などもあります。10年以上の熟成期間を経ることで、より複雑な味と香りになるんだそうですよ。

相模灘の酒造りは、基本に忠実な「吟醸造り」というつくり方がベースになっています。料理に合わせて冷酒から燗酒まで、幅広い温度帯で飲める、「米の旨味を生かしたバランスの良い食中酒」を目指して仕込まれているとのこと。

蔵の裏山では、神奈川県の北西部に広がる「丹沢山系」の水が創業当時から途切れることなく湧き出し続けています。ミネラル分を含む中硬水で、『久保田酒造』が目指す日本酒に最適な水質なのだそうです。

そうそう、みなさん、日本酒の約80%はお水ってご存知でしたか?
だからこそ日本酒の仕上がりには、水質が大きく関係してくるんですって!HPには相模灘の酒造りについてカッコいい写真とともに紹介されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

『久保田酒造』は、相模原方面から道志村や宮ケ瀬などへ向かう途中にあるので、キャンプへ行く途中にお店へ立ち寄りお酒を買われる方も多くいらっしゃるとのこと。川のせせらぎを聞きながら、”ああ、このお水がこの美味しいお酒になったのか”なんて考えながらゆっくりとたしなむのも、粋な大人の楽しみ方かもしれません。

〒252-0153 神奈川県相模原市緑区根小屋702
042-784-0045
042-784-2225
10時00分~17時00分
年中無休
http://www.tsukui.ne.jp/kubota/

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