• KanagawaSPOT
  • 食べてみる
  • 行ってみる

観光・カルチャー

行ってみる

〈 横浜 〉

横浜の街を走っていた路面電車。体感して学んで、“横浜”のことをもっと知ろう!『横浜市電保存館』

昔、横浜に路面電車が走っていたことをご存じでしょうか?

今から50年ほど前まで、横浜の街を路面電車が走り、横浜市民の足となっていました。その路面電車は、“ちんちん電車”の愛称で親しまれていた「横浜市電」。1904年から1972年まで約70年間も活躍し続けました。当時の車両がそのままの姿で展示されている場所が、今回訪れた『横浜市電保存館』です。

館内は「車両展示コーナー」・「歴史展示コーナー」・「鉄道ジオラマ」・「多目的コーナー」に分かれています。入口から入るとまず出迎えてくれるのが、「車両展示コーナー」にある当時の面影そのままの7台の市電!レトロな雰囲気が漂います〜

なんと、実際に車内に入ることができ、席に座ったり、運転席を覗いたりもできちゃいますよ!

当時の運転席。今のものとは全然違いますね。料金箱もありました!

停留所の標識や敷石も当時のものなので、まるでタイムスリップしたかのよう。。
ぜひ、当時の空気を感じてみてください!

車内にあった運転系統図を見てみると、現在の横浜市営バスのバス停の名前と同じだということに気付きます!
本当にあの道を通っていたんだなぁと感じることができますね。

当時を懐かしむ方や鉄道ファンの方だけではなく、“お子様にも楽しんでいただけるコンテンツを充実させています”と館長さん。車両展示以外のコーナーも見所満載でした!

こちらは、「Oゲージ 鉄道ジオラマ」。横浜の街を背景にJR・私鉄・地下鉄のOゲージ車両が走り、昭和30年代の横浜を背景に市電の模型車両も走ります。1時間に1回運転ショーを見ることができ、様々な車両の紹介と合わせて、街中を走り回る車両を楽しむことができます!
また、運転士のように実際にマスター・コントローラー(速度制御装置、マスコン)を操作して運転を楽しめます。停留所でちゃんと停められるか挑戦してみましょう!(市電運転は無料、地下鉄運転は1回100円)

みなとみらいや新横浜の街を走る、Oゲージよりさらに一回り小さい「Nゲージ」は1回100円で運転することができます。電車が動くのを見ると、子どもたちは大喜びでしょう!

さらに、CGで再現された昭和40年代の横浜の街を走る「市電シミュレーター」もあります!マスコンを操作して電車の運転の難しさを体感してみてくださいね!

館長さんによると最近は歴史の紹介に力を入れているそうで、「歴史展示コーナー」では、横浜市電の歴史や今日までの横浜の発展・交通に関する歴史が分かりやすく展示されています!ものすごいボリュームで、見応え抜群!“横浜博士”になれちゃうかもしれません!?

期間ごとに展示内容は変えていくそうなので、何回も訪れて新しい歴史を発見してください◎

さて、「横浜市電」が“ちんちん電車”の愛称で親しまれていたのはなぜか、ご存じですか?
その由来は、館内入って一番手前の「500型車両」の運転席に隠されているので、ぜひ現地で発見してみてください!!

大人も子どもも楽しめる『横浜市電保存館』。ぜひ親子で訪れて、横浜の歴史を共に感じてくださいね♪

〒235-0012
神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53
JR「根岸駅」よりバス「滝頭」下車、徒歩3分
045-754-8505
9:30〜17:00
月曜定休(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)休
※春休み・夏休み・冬休み期間中は月曜日も開館
あり(16台)
大人300円、子ども(3歳から中学生)100円
※ICカードによる市営バスでの来館で大人200円、子ども50円
https://www.shiden.yokohama/

Google マップの「拡大地図を表示」をクリックでルート検索ができます。